【特集記事:みっけの感想】いでっち(研修生)からの視点!
〜みっけで研修を終えた いでっちが感じたみっけとは〜
【研修期間】 2018年11月19日~11月30日(12日間)
【現在の所属先】 高知県室戸市地域おこし協力隊
*みっけに来ようと思ったきっかけ
大学時代は教師を目指していましたが、管理され画一的な学校教育への違和感から自分のやりたいこともわからなくなり現職(協力隊)につきました。それとは別で子どもたちに関わる活動もしていたのですが、1年ほど前、大学の同級生から森のようちえんのことを教えてもらったとき「これだ!」と思いました。さらに、そのつながりで出会ったうっちゃんからインターンシップのことを教えてもらい、がっつり学べる良い機会だと考え参加させていただきました。
*研修を終えて
みっけは、とにかく大人も子どももおだやかに過ごしていることが印象的で、子どもたちが走り回ったり大きな声を出したり自由に過ごしていても、慌ただしさや自由すぎて収集がつかない、といった印象を受けることはありませんでした。子どもたちはいつもいきいきしていて、大人は子どもたちと向き合う時間を大切にし、信じて任せる、またお互いが関わることを楽しんでいたように思います。
研修期間中、‟そういえばこの子たち小学生じゃなかった”と思うことが何度もありました。こう思ったのは、例えば自分の考えを伝えるだけでなく人の話もきちんと聞ける、そんな姿が年齢よりしっかりして見えたからでしょう。また、「あの子は小さいから仕方ないよね」と僕にさらっと言った子の姿がすごく印象に残っています。昼食のあいさつをする前に食べ始めた子を見ての発言だったと思いますが、非難などではなくそれを受け入れている様子にハッとさせられました。一人ひとりの違いを受け入れること、認めることが大事なのはわかっていても簡単ではありません。きっと、常に違う年齢の子と自由に関わることで経験的に身につけているのだろうなと思いました。
他にも、嫌なことはきちんと相手に伝え、お互い後を引くことなくまた一緒に遊ぶ姿。相手が大人であれ子どもであれ、自分はこういった言動ができているだろうかと今も考えさせられています。そんな大人びて見えた子どもたちだからこそ、保護者の方の前でのちょっと甘えた言動には一瞬、は?っとなりましたが、それも含め子どもたちのさまざまな姿が見れてよかったです。
研修の最後にあいさつさせていただいたとき「あと1年くらいいたい」と言ったのですが、正直ずっといたいと思いました。それほど魅力的に感じた環境があたりまえにあるといいなと思いますし、少なくとも自分が子どもと関わるならこうありたい、そう思いました。これから自分の身近にもつくれるようにがんばります。 今回研修を受け入れてくださったうっちゃんをはじめ先生方、気軽に声をかけてくださった保護者のみなさま、そして一緒に遊び学ばせてくれた子どもたち、本当にありがとうございました。