モズのはやにえ〜ある朝の学び〜
「“モズのはやにえ”って知っとるかい?」
そう園児たちに語りかけてくれたのは、ご近所に住むおばあちゃん。手には、沙羅双樹(さらそうじゅ)の枝に刺さったトノサマガエル!!
なかなかショッキングな光景ですが、これは、モズ(百舌)という鳥が、捕らえた獲物を、食料確保を目的にするらしいのです。
滅多に見る機会がないからと、見せに来てくれたのでした。
「触らして〜!!」と園児たちは興味津々!!
「モズは、こうやって、せっかく餌をとっても、忘れっぽいから、食べに来るのを忘れちゃうんだよ」とおばあちゃん。
このモズの習性から、忘れっぽい人のことを、昔から“モズのはやにえ(速贄)”というそうです。ご近所のおばあちゃんから、自然の摂理を学んだ朝でした。
ちなみに、モズ(百舌)は字の如く、よく鳴く鳥だそうで、「よく喋って忘れっぽいなんて、まるで私みたい」と、居合わせた保護者のお母さんのつぶやきがきこえました、笑。
モズ:Wikipedia